患者様の来院エリア
カラダコンディショニングミツ(KARADA CONDITIONING MITSU)
院長 光田昌平
「筋膜リリース」させる為の3つの重大要素
①コラーゲン線維
②エラスチン線維
③ヒアルロン酸(基質)
第二の筋肉・骨格とも言うべき存在ですので、近年「筋膜」が注目を浴びています。
浅筋膜・深筋膜の構造
浅筋膜
主に皮下組織に存在しています。
表皮・真皮からなる皮膚と筋肉の間にあります。
皮下脂肪を2つに分ける様に存在しており、「コラーゲン線維」と「エラスチン線維」を含んでいます。
皮膚と深筋膜との間にあり、全身を連続的に被いますが、ゆるい性質の為に、皮膚はその上を多方向に動く事ができます。
深筋膜
筋肉を包む筋外膜の上に存在します。
深筋膜の下には「筋外膜(筋上膜)」・「筋周膜」・「筋内膜」が存在して、筋線維である「筋フィラメント」を包み込んでいます。
深筋膜はコラーゲン線維とエラスチン線維が存在しており、縦・横・斜め方向の3つのコラーゲン線維を持ちます。
筋収縮時には、他の筋肉との摩擦の軽減や筋腹が膨れすぎない様にしたり、「血管」・「神経」・「リンパ管」などを支持しています。
筋外膜・筋周膜・筋内膜の特徴
これらの筋膜構造は、「筋外膜(筋上膜)」から「筋周膜」へと続き、筋内膜へ続きます。
それぞれの筋膜の特徴は以下になります。
筋外膜
主に「コラーゲン線維」と「エラスチン線維」で構成されています。
筋線維全体を包み込んでいる為に筋肉の筋腹を形成して、1つの筋肉を決定しています。
さらに、筋外膜は他の筋肉の間を隔てており、網目状のコラーゲンにより、抵抗性を有しています。
体幹では筋外膜は深筋膜と融合しており一体化していますが、四肢では深筋膜とは一体化しておらず、その間を自由に滑り、「筋周膜」・「筋内膜」へと連続します。
腱は筋外膜の延長であり、波状コラーゲンが伸張しないコラーゲン線維へ転換したものです。
筋周膜
筋周膜は「筋線維束」を構成しており、中に「血管」・「神経」等を通しています。
筋周膜は筋線維を区画するように包み込み、筋線維束を束めます。
筋内膜
筋内膜はコラーゲン線維のみで形成されており、筋線維を包み込み、毛細血管との物質代謝の場になります。
さらに、1個1個の「筋原線維」を束めます。
筋原線維は主に「アクチン」・「ミオシン」の筋フィラメントにより構成されています。
筋紡錘は筋内膜に付着しているため、筋内膜の異常は筋紡錘にも影響を及ぼします。
筋原線維の構造と筋収縮のメカニズム
筋肉は筋原線維と呼ばれる膨大な線維により構成されています。
個々の筋原線維は1~2μmで、「筋フィラメント」と呼ばれます。
これらの筋フィラメントは主に2種類の「アクチン」・「ミオシン」になります。
以下の図を参考にして下さい。
筋フィラメントは図のように規則的な配列をしており、「Z膜」から「Z膜の間」を筋節(サルコメア)と呼び、筋原線維の機能的単位といいます。
筋節には「A帯」と呼ばれる暗い部分がありますが、A帯は「太いミオシンフィラメント」の長さに一致します。
このミオシンにはミオシン頭(突起)がみられ対をなして配列しています。
明帯であるI帯には「細いアクチンフィラメント」が存在しております。
アクチンとミオシンが重なっていない部分で明るく見えることから「明帯」と呼ばれています。
「Z膜」は細いアクチンフィラメントを支持しています。
「M線」は太いミオシンの中心部分がやや太くなっている部分になります。
「H帯」はミオシンフィラメントがアクチンフィラメントと重なっていない部分を表しています。
これらの筋原線維は最終的に「腱」に付着します。
筋肉が全体として収縮する時はこれらの筋節部分が滑り込むように短くなる事で、筋肉の「収縮運動」が起こります。
以下の図を参考に見ていきましょう。
図の様に、アクチン・ミオシンフィラメントの長さは変わらず、ミオシンフィラメントの間にアクチンフィラメントが滑り込む様な形になり、収縮時には、アクチン・ミオシンフィラメントの重なっている部分が多くなっています。
滑り込む時に、ミオシン頭とアクチンフィラメントでの間で結合して、連結橋(クロスブリッジ)を形成します。
筋膜リリースの目的と必要性!
筋膜をリリースするというのは、筋膜の組織の「歪み」・「捻れ」・「癒着」や、「基質の脱水」・「ヒアルロン酸の凝集」などを刺激を与える事により、正常な筋膜・基質を「再構築」することになります。
その刺激によって、特に「コラーゲン線維」・「エラスチン線維」・「ヒアルロン酸」に影響を与えて、上記の状態を正常に戻していきます。
筋膜に異常を及ぼす原因とは?
筋膜の異常には「外傷」・「廃用性」・「運動不足」・「姿勢不良」・「反復運動」・「オーバーユーズ」・「筋肉の異常な興奮」などにより引き起こされます。
筋膜に「捻れ」などが起こると、筋膜に高密度化が生じて脱水による基質をゾル状(液体)からゲル状(固体)にしてしまいます。
「ヒアルロン酸の凝集」も筋膜の滑りを制限してしまいます。
コラーゲン分子間クロスブリッジの数や強度が増加して、柔軟性の低下に繋がりコラーゲン線維の配列変化なども可動性の減少になります。
これらの「筋外膜」は、腱となり関節周囲に付着する為、「関節」・「靭帯」・「関節包」などへの影響もありますし、遠位への関連痛の原因にもなりえます。
「筋硬結」・「筋スパズム」などもこれらに含まれます。
つまり、筋膜の歪みや基質の粘度、線維のクロスブリッジにより、筋スパズムを引き起こし、「筋硬結(TP)」を形成している場合などに有効だと考えています。
コラーゲン線維(謬原線維)
筋膜でのコラーゲン線維は、エラスチン線維を波状に走行しており、伸張時などにエラスチン線維が伸びきると、コラーゲン線維が波状に縮んでいるぶんが伸びていきます。
コラーゲン線維は抵抗性が高いために、縮んでいたぶんが伸びきるとそれ以上は伸びません。
コラーゲン線維は長さは変わりませんが、元々線維が波状に縮んでいるので、そのぶんコラーゲン線維が伸びます。
エラスチン線維(弾性繊維)
筋膜でのエラスチン線維は、コラーゲン線維と交錯するようにして存在しております。
エラスチン線維は「伸張性」があり、約2~2.5倍程伸張しますが、伸張の刺激が消失すると元に戻るという特性を持っており、束になると黄色く見えます(伸びすぎると切れる)。
ヒアルロン酸(基質)
通常では、ヒアルロン酸はコラーゲン線維やエラスチン線維など筋膜の基質(細胞間物質)として深筋膜・筋外膜・筋内膜に存在しており、滑走のよくして、摩擦などの軽減になりますが、ヒアルロン酸が凝集すると、粘弾性を増して滑りが悪くなり、筋膜の高密度化(柔軟性低下・筋出力低下)の原因となります。
適切な伸張刺激・圧刺激は基質の密度に変化を及ぼして、コラーゲン線維などの制限をリリースする事ができます。
まとめ+治療方法
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